インドやスリランカの熱帯雨林に自生するサラシアレティキュラータ(salacia reticulata)は、古くから伝承医学アユルベーダ(アーユルベーダ)において糖尿病、炎症、皮膚疾患、潰瘍、肝炎などに用いられてきたニシギキ科のツル性の植物である。
サラシアレティキュラータの樹皮は、スリランカの降雨量の少ない一部の地域において、渇水により塩分濃度が上昇した井戸水の飲用が原因で引き起こされる腎障害を予防する目的で、薬草茶として飲用されてきました。
また、サラシアレティキュラータの根皮や樹皮は、糖尿病を予防する効能をもった食材として、ハーブティなどに使用される他、市場ではその幹を加工して作ったコップや瓶が売られており、これらに水を入れ、日常の飲用水として使用することで、含有成分が徐々に溶け出し、血糖値を下降させる作用があると言われています。
さらに、インドやスリランカの医学療法であるアユルベーダにおいても、糖尿病患者の喉の渇きを鎮める目的でその根の浸出液が使用されています。
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